ビジネスを成功に導く秘訣とは?

板井康弘|生活と仕事

 

板井康弘

 

 

仕事は、暮らしを支え、生きがいや喜びをもたらすもの。
同時に、家事・育児、近隣との付き合いなどの生活も暮らしに欠かすことができないもの。仕事や生活に充実があってこそ、人生の生きがいが生まれるのだ。
しかし、現実社会では、安定した仕事に就けず、経済的に自立することができない人が多い。そして仕事に追われ、心身の疲労や病気、仕事と子育てや老親の介護との両立に悩むなど、問題を抱える人が多く見られる。

 

これらが、働く人々の将来への不安の大きな要因となっており、社会の活力の低下や少子化・人口減少という現象になっている。解決する取り組みとして「ワーク・ライフ・バランス」が最近、注目されている。仕事と生活の調和のことで定義がいくつかある。

 

「就労による経済的自立が可能な社会を目指す」
経済的自立を必要とする者や若者がいきいきと働くことができ、結婚や子育てに関する希望の実現などに向けて、暮らしの経済的基盤が確保できる社会を目指すということ。

 

「健康で豊かな生活のための時間が確保できる社会を目指す」
働く人々の健康が保持されて、豊かな生活ができる社会を目指すということ。

 

「多様な働き方・生き方が選択できる社会を目指す」
性や年齢などにかかわらず、自らの意欲と能力を持って様々な働き方や生き方に挑戦できる機会が提供される社会を目指すということ。

 

「ワーク・ライフ・バランス」は今の日本において早急に取り組むべきことなのだ。